亀岡市内では個人の経営するラーメン店は少ないなか、ここ「熊本とんこつラーメン 薫」は京都のラーメン店で修業した大将が、今年の1月に独立してオープンしたお店です。
京都では熊本ラーメンへのなじみが薄いと思うので、まずは九州の有名なとんこつラーメンを地域別に北から説明します。
福岡北部の海岸沿いにある町が発祥で、魚市場で働く人たちが短時間で食べられるようにと作られました。「粉落し(面の粉をお湯で落とす程度の超短時間の茹で方、固め)」発祥の地と言われ、現在でも500円程度で営業するお店が多く、具材はきくらげとネギ、薄めのチャーシュー少々といった感じで、早朝から営業するお店が多いのも特徴です。
以前は久留米ラーメンからメンマを外し、高菜や紅しょうがをテーブルに置いて提供する感じのお店が多かったようですが、一蘭や一風堂などの有名店が全国展開をすると、秘伝のたれ、ゆで卵などトッピングが多い「ちょっと豪華なとんこつラーメン」と認知されるようになってきました。
戦前の久留米駅前の屋台「南京千両」が、関東で流行中のシナチク(メンマ)を入れた支那そばのスープを、長崎ちゃんぽんの「豚骨スープ」に変えたら美味しいんじゃないかと発案し、発祥しました。長浜・博多では入っていないメンマ入りが特徴のとんこつラーメンです。
少し太めの麺、具材の多さ(メンマ・きくらげ・ネギ・もやし等)、鶏がらスープを混ぜる、揚げニンニクチップ、マー油などを使う、九州とんこつオールスターラーメン、とでも言えば良いようなラーメンです。
※あまりいろいろ拘らず、気軽に食べた方がラーメンを楽しめると思います♪
おすすめメニュー
店長おすすめの「熊本風 とんこつラーメン」を食べてきました。九州スタイルでトッピングは無し、替玉は…お腹いっぱいで無理でした💦
熊本風 とんこつラーメン
多くのとんこつラーメン店では、「豚骨の臭みを防ぐために、スープはその日に使い切る」ケースが多く、伝統料理店(うなぎ屋さんやうどん屋さんの、たれや出汁を何年も継ぎ足してる、など)とは真逆のスタイルですが、このお店は「呼び戻し」と言われる継足しスタイルを採用しているので、臭み飛ばしを工夫している様です。
スープ・麺・マー油・きくらげともやし(これはスープに先入れしてました)チャーシューを載せた後に、バーナーで焼いて臭みを飛ばして香ばしさを増した後、ねぎを載せて提供してくれました(ニンニクを入れるタイミングは見逃しました…)。
ステーキは厚い方が美味しいけど、ラーメンのチャーシューは薄く切ってスープと混ざり合う方が美味しいので、華は好きなのですが、厨房の奥を見るとチャーシュー用と思われる秘密兵器がありました!
とんこつラーメン 薫メニュー
お客さんが帰ったばかりだったので写真は撮らなかったけど、お店の中は綺麗だよ。ラーメン屋さんじゃないみたい。
美味しい。気になったのは、ティッシュの箱がカウンター直置きで、スープが飛んでました。九州は壁貼り付けのお店が多いんですよ…
ポイント
季楽に行って戸惑ったり、後悔しないように、覚えておいてほしい事(※華の感想です)
- 待合室に階段があって二階と繋がっていますが、昇っちゃダメです(借りてないそうです)。
店舗情報
店名 | とんこつラーメン 薫 |
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住所 | 〒621-0041 京都府亀岡市千代川町小川2丁目7−1 |
電話番号 | 公開情報がありません |
定休日 | 無休・月曜日と木曜日はランチタイムのみ営業 |
営業時間 | ランチタイム:11:00~14:00 ディナータイム:17:00~21:00 (スープが無くなり次第終了) |
価格目安 | とんこつラーメン 830円~熊本風 とんこつラーメン 930円 |
席数 | カウンター8席・待合3席 |
駐車場 | 無料:4台可能 |
お支払い | 現金 |
トイレ | 確認中 |
アクセス
公共交通機関利用の場合
JR嵯峨野線(山陰本線) 千代川駅 下車
徒歩5分
車で移動の場合
国道9号線を亀岡市街地から千代川駅方面へ
ユタカ薬局 千代川店手前の右側
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